~命のふるさと「子宮」のことをママはもちろん女性たちにもっと知ってほしくて~


“子宮リズムエステ”子宮セラピスト 竹谷 富士子さん

 

 

☆子宮リズムエステについて、

 教えていただけますか?

 

顔や身体のエステと違い、子宮に働きかけるエステのことで、具体的にはお腹、骨盤を中心に、背中や足など全身のオイルトリートメントをします。

今、お腹や身体が冷えたり、硬くなっている女性が多く、子宮を温めたり、身体の緊張をゆるめることによって、身体だけじゃなく心もほっこりとしてきます。

また、直接肌に触れることで、女性ホルモンも活発になるといった効果も。

サロンには、生理痛、生理不順、妊活、更年期のホルモンバランスに悩んでいる方が、来られます。


☆なぜこのお仕事をはじめられたのでしょうか

 

この仕事を始める前は、保育士をしていました。長く保育士をしているうちに、こどもの成長だけでなく親子関係にもだんだん興味を持つようになってきたのがこの仕事を始めるきっかけかもしれません。子どもが母親にスキンシップを求めていても、母親はその要求にしっかりと応えてあげられていない場面などを目にすると、子どもの健やかな成長のためには、よりよい親子関係を築くことが大切だと感じるようになりました。そうなると、子どもだけでなく母親に対して何らかの働きかけをしなくてはいけないことから保育士としてできる事の限界を感じたのです。そこで、誕生する前から親子愛を育くむためにも、命のふるさとである子宮について学んでいこうと考えました。

そして、2008年、子宮セラピストとなり、2012年に子宮リズムエステのサロンを立ち上げました。 


☆心臓や胃腸のことは普通に話題にできても、子宮という言葉自体、女性同士であってもなんとなく口に出しにくい気がします。

 

 子宮をいたわって、大事にしてあげることは女性にとって大切なことです。女性は閉経するまで毎月生理があります。当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、このこと自体が健康状態を知る目安となります。じつは、生理って毎月1回あるデトックスの機会なんですよ。老廃物だけでなく、いらない負の感情(怒りや悲しみetc.)もすべて出して再生できる女性だけの特権。(笑) だから生理が終わると、スッキリ心も体も軽く感じるでしょ?


身体や心に不調があると生理痛になったり、生理が止まってしまったりということがありますよね。子宮を大事にするという意識を持つと、自然と自分を大事にするようになります。そして、自分を愛おしく感じるようになると、人にも優しくなれることに気付くと思います。だからこそ自分の子宮がどんな状態かということに、もっと多くの女性たちが気軽に話したり相談できるようになればと思ってこの仕事を続けています。


☆こころとからだは密接につながっているということですね。おすすめのストレス解消法があれば教えてください。

 

自然の中に出かけることで、動物的本能や五感を取り戻すことを心がけてみては。頭で考えるよりも「感じる」ことを優先させるとか。現代人は建物の中にいる時間が長く、肌で季節感を感じる力が弱くなってきていますからね。「忙しくてそんな時間もない!」という方は、月を眺めるだけでも良いみたいですよ。月の満ち欠けは28日周期で、生理の周期と同じですので女性におすすめのお手軽ストレス解消法かもしれません。


☆竹谷さんからすべての女性たちへメッセージをお願いします。

 

まずは自分を大切にすること。そのためには、ほっと一息つくことがとても大切なことだと思います。

例えばお花を生けるだけでも、気持ちがリラックスできたり、癒されたり、随分と変わってくることに気付くと思います。

ママたちは育児や家事にとても忙しくて、自分のことは後回しになったり、自分のための時間をほとんど持っていない方が多いと思いますが、たまには心も体もリラックスする時間を自分へのご褒美にしてあげてください。


☆穏やかで、暖かい雰囲気をもつ竹谷さん。

 

初めて子宮リズムエステというものがあることを知って、とても興味深いお話を聞けました。

ストレスの多い生活の中、知らず知らずに心も体も固くなってしまうこともあります。

多忙でも、自分のための時間を作って、リラックスすることを忘れないようにしよう、そして、もっともっと、自分のことを慈しんであげようと思います。